気になる夫婦関係2

私「お電話ありがとうございます。担当オウでございます」
女性のお客様「あっやっと電話つながったわ。ちょっと待っててね。おとーさーーーーんちょっと電話でてーーー」
男性のお客様「もしもし、これ何?なんの電話?なんの用事なのさ?」

(えっ、えーっと…用事があってお電話下さっているのは、お客様のほうであって、私は特に用事は無いのですが…)

電話を掛けてくださるのですから、何かしらこちらのコールセンターにご用があったのでしょうに、
突然夫に受話器を渡す奥様がいらっしゃいます。

なんの電話?何の用事なのさ? のご質問にお答えするところから始まります。

「お客様がお電話下さったコールセンターは、××××に関するご案内のコールセンターでございます。」

我々から電話をしたのではなく、お客様の方が、電話を架けてきたのだ!ご用事があるのですよね?と、気づいていただくことを目的としたいます。
どこに架けているのか分かっていただけるよう、何のコールセンターか一言で伝えます。

「あっ、それね、その件だったのね、あのね、うちの場合ね…」
と、お話が始まるお客様は、この件について、事前に奥様とお話をされて、ご家庭の方針が決まっていらっしゃるのでしょう。そして、この件についての責任者はご自身であるという自覚を持ち、ご主人様で話を進めるおつもりなのでしょう。奥様も、そんな男らしいダンナ様に好感が持てるでしょう。


全く身に覚えのない、という反応をされるお客様には、更に詳しく説明をします。
「××××や××××をご利用のお客様に、××××や××××に関してのご案内を差し上げておりますが、お電話下さったお客様は、本日はどのようなご用件でございましょうか?」

このあたりでもう気づいていただきたい。ご用件があってお電話を架けてきてくださったのは、おきゃのほうなんですよ。

「なんだよ、押し売りかよ」(切電)

お電話を切られたときは、ショックです。

家庭内での話し合いの機会を増やされたらどうでしょうか、と提案したいくらいです。

しかし、自分の身に置き換えてみると、パートナーといつも話し合いができて、いつもすべて理解しあっている関係には至っておりません。
まだまだこれからふたりの関係をつみあげていき、阿吽の呼吸の関係に至るよう日々努力したいと思っているところです。

夫婦関係というのは、こんな電話ひとつのことで語れない、様々な関係があるのでしょうから、私のような若輩者があれこれ気にしても仕方ありません。

とはいえ、日々頂戴するお電話の中に垣間見える夫婦関係から、様々想像を巡らせ、人生について学ばせていただいております。

ではまた。