気になる夫婦関係

コールセンターにお電話をいただくお客様の中で、最近個人的に気になって仕方がないお客様方がいらっしゃいます。
お話している最中に突然相方の奥様、またはご主人様に電話口を代わる方々です。


男性「あっそーなの?えっ?えっ?あっちょっと待って僕の奥さんが何か言ってるから」
女性「もしもし、もう一度説明してくれる?お父さんじゃ何にもわかってないから。」
と説明の途中で奥様にかわるパターンと、

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私「お電話ありがとうございます。担当オウでございます」
女性「あっつながったわ。ちょっと待って。おとーさーーーーんちょっと電話でてーーー」
男性「もしもし、これ何?なんの電話?」
と、何故か電話が繋がった瞬間に、事情を知らない夫に受話器を渡すパターンです。

このような夫婦のやりとりが、どちらもとても気になります。

1について思うこと。
夫がコールセンターに電話をして説明を受けているすぐ近くにいて、妻も結果を知りたくて待っている、という状況でしょうか。
夫婦2人一緒にその場にいる、ということですね。
夫が話を聞いて、妻に伝える、というわけにはいかないのでしょうか。私が同じ話を2回、電話のあちら側の同じ空間に居る人に、それぞれしているのですが、不自然ではないでしょうか。同じ空間にいる方同士で、後ほどお互いにコミュニケーションを取り合ったほうがよいのではないでしょうか。妻は、今電話の向こう側の人から説明を受けている相方のことを、信用して待っていられないのでしょうか。

以前の職場で、大口の材料発注の際に、製造元を訪ねることがありましたが、ひとりを窓口にすればよいのに、部署の全員が製造元に行き、全員で会議に出席し、他の要件が何も進まなくなることがありました。
そう言えばその時も、似たようなことを思いました。

大人なんだから、ひとりでいいでしょ。勿論自分が行ってもいいけど、誰かに任せてもいい。同じ仕事を何人も一緒にやらなくても窓口はひとりにして情報共有だけすればいい。

忙しくなってくると更に、

他にやること一杯あるんだから、誰かひとりで行ってきてよ。子供じゃないんだから、いちいち全員ひきつれて動かなくていいでしょ。もう。

ああ、若かりし頃の私は、そんなことでもイライラしていました。
最近はそんなことでは全く何も思わなかったのに、ここにきて急に気になりだしたのは、いったいどうしたことなんでしょうか。
まるで妻に信用されずに雑に扱われている夫の姿が目に浮かび、いたたまれなくなってきてしまったのでしょうか。
折角お電話下さっているお客様に大変失礼な疑問を持ってしまいました。心根を改めなければなりません。

ではまた。